三重県から時計ケース選びです。

何度かお電話でお問い合わせをいただいていたお客様。
わざわざご来店です。

ざっくり4時間程かと

お電話でお問い合わせをいただいていたお客様。
色々な時計ケースを検討されていましたが
「実際に見てみよう」
という事で、三重県からご来店です。

ざっくり4時間程かかるかと!
サイパン・グアムなら東京から着いちゃう感じです。

本当に遠いところありがとうございます。
感謝、感謝です。

ソウルバードの仕事は
自然素材の「木材と革」を使い、
手作業でのケース制作になりますので
1点づつに表情があり、
同じものは2つとございません。

amazonでの買い物なら
「ツルシの既製品」ですので
あまり頭を使わずとも、サクッと買えてしまいますが、

ソウルバードのケースは
「ツルシの既製品」ではありませんので
「素材・革・価格」等々

ご自分で頭を使って選んでいただく必要があります。

そのため、テキトーには買えず、
ちょっと
木材、革などについて理解をしないと
注文しにくいシステムになっています。

しかし、
それを乗り越えて一旦注文してしまうと
様々な木材の価値、産地による革のグレードの違い、
何が大切で何が大切でないのか、等々
結構、ご理解いただけるのではないかと思います。

そこに価値があり
面白いところでもある、
と考えています。

可能であれば、実物をご覧いただいた上
購入いただくと私たちも安心ですし、
お客様もご安心かと思います。

何かのついででも
ご来店いただければと思います。

予定ではブビンガ材

ご来店のお客様とは
当初、お電話でお話ししていまして
「ご予算が15万円ほどで5本用サイズケース」
と伺っていましたので
考えられる材を
いくつか選定していました。

・カーリートチ

トチカーリー5本用ケース
トチカーリー5本用ケース

・現在塗装中のブビンガ

ブビンガ材時計ケース

どっちもどっち

しかし金額も同じで
特徴は大きく異なる2つの樹種。

カーリートチは国産材で比較的
安定した、美しい樹種。

ブビンガはカメルーン産で
どっしりとした重厚な樹種。

特徴があまりに異なるため
すごい悩ましいところですが

最終的に美しい「カーリートチ」で
御注文いただきました。

内装のレザー選び

ケース本体が決まり
今度は内装材のレザー選びです。

これも種類が多く
選択が難しいところです。

通常のメイプル材・オーク材等の場合、
pigレザーも選択の余地がありますが、
ケース本体のグレードが更に上がってくると
流石に pig レザーは厳しい感じです。

池袋では
一匹分のサイズでレザーを
ご覧いただけますので
比較がわりと簡単です。

まずpig レザーとシープレザーを比較すると…..
ほぼ100パーセントのお客様が
その違いに気づかれます。

次にシープレザー(飼育系の羊)と
放牧系のラム(羊系)。
どちらも同じく羊系なのですが、

飼育と放牧で
こんなにも違うの??

という感想をお持ちになります。
発色、毛並み……
比較すると明らかに違うのです。

さらに上級になってくると
地中海放牧ラム(表革)と
フランス放牧ラム(表革)。

どちらも放牧で
どちらも羊革なのに
明らかに異なるのです。

結果、ここまで比較されたお客様の多くは

なんと、
地中海放牧ラム(表革)と
フランス放牧ラム(表革)の違いが
わかってくるのです!!

革をさわって
「産地の違い、グレードの違いがわかる」
ということは
そうそう経験できるものではありません。

また、そこにも特注品の面白さが
隠されているのです。

全て決定です。

お客様は
「地中海放牧ラムスエード 
  ロイヤルブルー」
をお選びになりました。

されていた時計と記念撮影です。

ウブロ
ウブロ

ウブロ、結構ごっついですね。
これくらいのサイズだと
市販の時計ケースの場合
蓋にあたってしまい
収納ができません。

あとはだんだんと入手が難しくなってきた
セームレザーなどのoption品を御注文です。

ソウルバードでは
このセームレザーも
本物と、おそらく偽物と思われる
2種類を比較できるようにしています。

お声をかけてください。
触っていただくとその違いが簡単にわかります!

手首サイズなどを図って
全ての仕様が決定です。

カーリートチ材は
木材のカットから初めますので
3−4ヶ月程のお時間をいただくかと思われます。
いいケースに仕上げさせていただきます。

また完成した際には
画像をUPさせていただきます。

三重県から
わざわざご来店
誠にありがとうございました。