長年、いろんな樹種で時計ケースを制作してきたソウルバード。
そんなソウルバードでも、まだまだ経験したことのない樹種が存在します。
今回ご来店のお客様は、そんなソウルバード初樹種で時計ケースを制作することに!
ご予約のお電話です。
ありがとうございます。
ソウルバードではご予約の際に
「ご来店の人数」
「検討されているケースサイズ・樹種」
などをお聞きしています。
ソウルバードは工房の一部に
ショーケースを置いてあるだけの
狭〜い空間です。
そのため現在のところ
ご来店の人数はご本人を含めて
2名までとさせていただき
ソーシャルディスタンスをキープしています。
マスク or フェイスシールドでご案内いたします。
それと全ての樹種の時計ケースを
ショーケースに入れることができませんので
ご予約の段階で、
「検討されているケースサイズ・樹種」
をお聞きして ご来店の際にスムーズに
ご覧いただけるように事前に準備しています。
ご協力よろしくお願いします。
ウォールナット材時計ケース
さて、ご来店のT様。
ご予約の段階で「ウォールナット材を予定しています」
とのお話でしたので
予め準備しておいた時計ケースを早速ご覧いただきます。
ウォールナット材時計ケースについては
WEBサイトにて常に受注をお受けしています。
![ウォールナット材時計ケース](https://soulbird.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/09/watchcase_1705__003.jpg)
そのため、木目を選んでの
ご注文ができないため
杢目は「納品の際のお楽しみ」となっています。
ただし、ご来店いただくお客様の場合、
その当日にストックがあれば、
木目を選んでのご注文が可能です。
今回は、こんな木目のストックがございました!
![ブラックウォールナット材時計ケース](https://soulbird.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/09/soulbirdcase-watchcase-walnut.jpg)
なんか特徴的なブラックウォールナット材ですね!
そして その他ショーケース内に入っていた
他の樹種の時計ケースにも
ご興味をお持ちのようですので…
まずは、こちら。
![](https://soulbird.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/09/soulbirdcase-watchcase-mango.jpg)
マンゴー材ですね!
いい感じでピンクが入っていますね。
このブログを書いている段階で
残2ケースのみ、ストックがございます。
これがなくなると
ハワイで買い付けを行わないといけないのですが、
まだまだ、飛行機が飛んでな〜い、という状況です。
次に、
![しまうま](https://soulbird.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/09/Zebra.jpg)
はいはい(笑)。
ゼブラウッドの時計ケースですね。
![](https://soulbird.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/09/soulbird_watchbox02.jpg)
まっ、シマウマほど白くはないですが
綺麗に杢のラインが整っています。
実は質がピンキリのゼブラウッド。
そのため、材の選定にはかなりリスクが伴います。
しかし、この個体は
「かなりイイ!」個体です。
比重の重い木材にもかかわらず
ふたを閉めるときの
乾いた硬〜い音色が
その質感の良さを物語っています!
もしかすると
時計ケースより
アコースティックギターに使ったほうが
よかったかもです。笑
それとこちら!
![ハワイアンコア材時計ケース](https://soulbird.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/09/soulbird_watchbox05.jpg)
魅惑のハワイアンコア材!
これをご覧になったT様、
「WEBサイトを見ていて
ハワイアンコア材の時計ケースが
なんであんなに高いのか分からなかったんですが
やっと解りました!!」
はい、魅惑のハワイアンコア材なのですが
どうしても
「キラキラ感」
「3D感」
を画像でお伝えすることができないのです。
ですので、実物をご覧になったお客様は
一様に、「凄〜い!!」って感じになります。
しかし、お値段も「凄〜い!!」
国産材??
いろんな樹種の時計ケースをご覧になったT様。
そこで もう1つご紹介です。
まだ形になっていない板材なのですが
国産の
「くるみ」です!!
この素材は、
2017年5月に製材後、原木でシーズニング保管。
↓
2017年11月に板材に製材しシーズニング。
↓
それから
ソウルバードでシーズニングを続けて
含水率は10パーセントほどにまとまってきています。
1ケースの時計ケースを制作するのに
これだけの手間暇と時間がかかるのです。
地味〜に大変です。
そして、素材として出来上がった『くるみ』がこちらです。
![](https://soulbird.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/09/soulbird_watchbox03-1.jpg)
いい感じに育ちました!!
あれれ、
なんかハワイアンコアのような雰囲気も感じられますね。
そうなんです。
だから頑張ってシーズニングを続けてきたのです。
結構 厚手の材ですので、
この一枚で10本用サイズの
天板・側板・底板まで共材での制作ができます。
ただし たった1ケースのみです。
シラタ(サップ)も入っていて
ちょっと3Dも入っていますね〜。
北米産の『ブラックウォールナット』
の親戚的な樹種でもありますが
日本産くるみは色調が淡い感じです。
この『日本産くるみ』。
正式には『鬼ぐるみ』と言いまして
実《み》 が鬼のように硬いため
こんな名称で呼ばれています。
何かこの特別感に、ピントがあったようです。
T様、この国産くるみで決定です。
ありがとうございま〜す!!
IWC
恒例の記念撮影をしてみます。
いろんなブログなんかを
チェックいただいていて
レザーは
「ロイヤルブルー」に決めていたそうです。
ということでIWCと記念撮影です。
![IWCとロイヤルブルーレザー](https://soulbird.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/09/soulbird_watchbox04.jpg)
鮮やかなブルーに
シックなIWC.
日本産のくるみ材と
地中海産の放牧レザーで仕上げられる時計ケース。
そこにスイス製のIWCを収納されます。
時計ケースの完成が楽しみです!!
T様、ご注文ありがとうございました。
それから数カ月後…
ソウルバード発樹種、
『くるみ』材時計ケースが完成しました!
![](https://soulbird.co.jp/wp/wp-content/uploads/2021/06/soulbirdcase-kurumi-1.jpg)
くるみのナチュラル感がいい感じです。
オイル仕上げですので、
これから少しずつ経年変化もお楽しみいただけます。
![](https://soulbird.co.jp/wp/wp-content/uploads/2021/06/soulbirdcase-kurumi-2.jpg)
ロイヤルブルーともマッチしてますね。
ソウルバード発の国産くるみ。
永らくおつきあいいただければ幸いです。
T様、お待ちいただきまして誠にありがとうございました!