IWCとロイヤルブルー

長年、いろんな樹種で時計ケースを制作してきたソウルバード。
そんなソウルバードでも、まだまだ経験したことのない樹種が存在します。
今回ご来店のお客様は、そんなソウルバード初樹種で時計ケースを制作することに!



ご予約のお電話です。

ありがとうございます。
ソウルバードではご予約の際に
「ご来店の人数」
「検討されているケースサイズ・樹種」
などをお聞きしています。

ソウルバードは工房の一部に
ショーケースを置いてあるだけの
狭〜い空間です。

そのため現在のところ
ご来店の人数はご本人を含めて
2名までとさせていただき
ソーシャルディスタンスをキープしています。
マスク or フェイスシールドでご案内いたします。

それと全ての樹種の時計ケースを
ショーケースに入れることができませんので
ご予約の段階で、
「検討されているケースサイズ・樹種」
をお聞きして ご来店の際にスムーズに
ご覧いただけるように事前に準備しています。

ご協力よろしくお願いします。




ウォールナット材時計ケース

さて、ご来店のT様。
ご予約の段階で「ウォールナット材を予定しています」
とのお話でしたので
予め準備しておいた時計ケースを早速ご覧いただきます。

ウォールナット材時計ケースについては
WEBサイトにて常に受注をお受けしています。

ウォールナット材時計ケース

そのため、木目を選んでの
ご注文ができないため
杢目は「納品の際のお楽しみ」となっています。

ただし、ご来店いただくお客様の場合、
その当日にストックがあれば、
木目を選んでのご注文が可能です。



今回は、こんな木目のストックがございました!

ブラックウォールナット材時計ケース

なんか特徴的なブラックウォールナット材ですね!

そして その他ショーケース内に入っていた
他の樹種の時計ケースにも
ご興味をお持ちのようですので…





まずは、こちら。

マンゴー材ですね!
いい感じでピンクが入っていますね。

このブログを書いている段階で
残2ケースのみ、ストックがございます。

これがなくなると
ハワイで買い付けを行わないといけないのですが、
まだまだ、飛行機が飛んでな〜い、という状況です。




次に、

しまうま

はいはい(笑)。



ゼブラウッドの時計ケースですね。

まっ、シマウマほど白くはないですが
綺麗に杢のラインが整っています。

実は質がピンキリのゼブラウッド。
そのため、材の選定にはかなりリスクが伴います。

しかし、この個体は

「かなりイイ!」個体です。

比重の重い木材にもかかわらず
ふたを閉めるときの
乾いた硬〜い音色が
その質感の良さを物語っています!

もしかすると
時計ケースより
アコースティックギターに使ったほうが
よかったかもです。笑




それとこちら!

ハワイアンコア材時計ケース

魅惑のハワイアンコア材!

これをご覧になったT様、

「WEBサイトを見ていて
 ハワイアンコア材の時計ケースが
 なんであんなに高いのか分からなかったんですが
 やっと解りました!!」

はい、魅惑のハワイアンコア材なのですが
どうしても
「キラキラ感」
「3D感」
を画像でお伝えすることができないのです。

ですので、実物をご覧になったお客様は
一様に、「凄〜い!!」って感じになります。

しかし、お値段も「凄〜い!!」



国産材??

いろんな樹種の時計ケースをご覧になったT様。
そこで もう1つご紹介です。

まだ形になっていない板材なのですが
国産の

「くるみ」です!!

この素材は、

2017年5月に製材後、原木でシーズニング保管。
  ↓
2017年11月に板材に製材しシーズニング。
  ↓
それから
ソウルバードでシーズニングを続けて
含水率は10パーセントほどにまとまってきています。



1ケースの時計ケースを制作するのに
これだけの手間暇と時間がかかるのです。

地味〜に大変です。

そして、素材として出来上がった『くるみ』がこちらです。

いい感じに育ちました!!


あれれ、
なんかハワイアンコアのような雰囲気も感じられますね。

そうなんです。
だから頑張ってシーズニングを続けてきたのです。

結構 厚手の材ですので、
この一枚で10本用サイズの
天板・側板・底板まで共材での制作ができます。
ただし たった1ケースのみです。

シラタ(サップ)も入っていて
ちょっと3Dも入っていますね〜。

北米産の『ブラックウォールナット』
の親戚的な樹種でもありますが
日本産くるみは色調が淡い感じです。

この『日本産くるみ』。
正式には『鬼ぐるみ』と言いまして
実《み》 が鬼のように硬いため
こんな名称で呼ばれています。

何かこの特別感に、ピントがあったようです。

T様、この国産くるみで決定です。
ありがとうございま〜す!!



IWC

恒例の記念撮影をしてみます。

いろんなブログなんかを
チェックいただいていて
レザーは
「ロイヤルブルー」に決めていたそうです。

ということでIWCと記念撮影です。

IWCとロイヤルブルーレザー

鮮やかなブルーに
シックなIWC.

日本産のくるみ材と
地中海産の放牧レザーで仕上げられる時計ケース。
そこにスイス製のIWCを収納されます。

時計ケースの完成が楽しみです!!

T様、ご注文ありがとうございました。





それから数カ月後…

ソウルバード発樹種、
『くるみ』材時計ケースが完成しました!

くるみのナチュラル感がいい感じです。

オイル仕上げですので、
これから少しずつ経年変化もお楽しみいただけます。

ロイヤルブルーともマッチしてますね。
ソウルバード発の国産くるみ。
永らくおつきあいいただければ幸いです。

T様、お待ちいただきまして誠にありがとうございました!