何本も時計をもっていないので
お気に入りの１本だけは、
上質な時計ケースに収納したい！！
そんなお客様も結構多くいらっしゃいます。
安心してください。
ソウルバードでは、そんな小さな時計ケースを沢山制作しています。。
１本用サイズの時計ケース
「１本用の時計ケースを探しています…」
そんなお問合せをよくいただきます。
ここで１本用時計ケースの制作について、
Q&A 方式でご案内いたします。
＞「どんな素材（樹種）でも制作できますか？」
メイプル材は必ず出来ます。
ただし希少材の場合、
『いつも出来る』という訳ではありません。
一枚の板材からケースを作る場合、
まず、１０本用サイズケースのような大きいサイズから
木取り（カットのサイズを決定）していきます。
その次に
５本用サイズケース、
その次に
３本用サイズケースの木取りをしていき、
残った材で１本用サイズケースを木取りします。
つまり、希少材において
１本用サイズケースが出来上がるかどうかは
やってみなければわからない、
っという事になります。
つまり、
希少材の１本用サイズケースがあったら
「 即買い！」
と考えて良いと思います。
２度と出会えない可能性もありますので、
「急ぎ」が正解だと思います。
ご理解いただけたでしょうか？
ちなみに、
この時の１本用サイズの時計ケースは
こんな感じのラインナップでした。
そんな中、
ご予約のKさまが御来店です。
ありがとうございま〜す。
ガラス？
ご予約の段階では
メイプルの１本用サイズをご検討との事でしたので
予めご用意しておいたメイプルのケースをご紹介です。
＞これですね！
＞この天板をガラスにする事もできるんですか？
soulbird：
はい、出来るんですが
１ケースのみ天板をガラスにする場合、
結構多くの端材が出てしまうのと
１ケースのためだけに木取り（サイズ出し）を行う必要があるので
割高になってしまいます。
もし天板ガラスをご希望の場合、
３本用サイズケースですと
標準で天板ガラスのケースをご用意していますので
その内装を加工して１本用にした方が
金額的には安くなりますね。
＞そんな方法があるんですね！
＞１本用に加工しなくても
＞カフスなんかを入れられるようにしても良いですね。
soulbird：
はい、その方がスペースは有効に使えますね。
メイプル材やオーク材で特注仕様のケースを制作する場合
木材の素材が希少材に比べるとお安いので
『木材のコスト』というよりは
『制作のコスト』、
と考えていただいた方が良いかと思います。
ですので
もともと木材コストがお安い材で
形状や仕様を変えてコストをかける、というのは
実はコスパがかなり悪いかと思います。
ホワイト？
Kさま、
ショーケースを見ながら
＞白ぽいケースってありますか？
soulbird：
はい。
白っぽいものですと
「トチ」って言うのがあるんですが、
これ以上の白系はないですね。
色合いはこんな雰囲気ですね。
＞ちなみに、高級時計を収納される方はどんなものを好まれるのですか。
soulbird：
例えば超高級時計のパテックさんなんかを収納される場合、
ハワイアンコア材とか黒柿材とか根っこ系の材を選択される方が多いですね。
例えば、「カバ材の根っこ系」で制作した場合には
！！！くらいです。
この「黒柿材」で制作した場合には
！！！くらいです。
＞高いですね〜！
soulbird：
そうなんですが…
ですが、実はコスパ的には良い、ということになります。
まっ、数十年使っていただいても
買い換える必要がありませんし、
時間が経過すればするほど
価値が高くなってお値段も高くなりますから。
結果的には『支払ったお金が生きる』という考え方ですね。
世の中、だいたいの物は
『長く使う物』か『ゴミになる物』のどちらかになるわけですが
高級材の場合、『長く使う物』に分類されると思います。
＞なるほど、そういう考え方なんですね。
はい、そういう感じだと思います。
これは何ですか？
ハワイ産のマンゴーです。
大きい時計ケースをつくった際にでた端材で制作していますので
タイミングが合わないとお目にかかれないケースサイズになりますね。
このマンゴー材ですが、
ハワイでの買い付けが懐かしいですね。
結構大変な思いをして
山奥まで向かった記憶があります。
あの簡易すぎるトイレは生涯忘れる事はないでしょう！
https://soulbird.co.jp/20190619/
Kさま
＞これいい感じですね。
＞これでいきます。
速攻でありがとうございま〜す。
このマンゴー材の時計ケース、
１本用サイズケースは後にも先にも
この１ケースのみしか制作していません。
という事は、
もしかして、
『絶対に世界に一つだけの時計ケース！！』
という稀な時計ケースということになります。
！！！！！
メイプル材をご検討されていたKさま。
ちょっとだけ金額upでしたが
「当選、おめでとうございま〜す！」
って感じですね！！！！！
っで、
内装のレザーですが…
１本用サイズケースですと…
実は….
ちょっとだけ…
決して隠している訳では…
ないんですが…
ヤギさんが…
地中海放牧の…
ゴード…
山羊さん…
一匹…
発見！！
何という事でしょう！
ほぼ奇跡のレザー！といわれた
『地中海放牧ゴード！』です。
もう１０年以上前に
よくご案内していたレザーですが
『ほんの少しだけ』発見されました。
今回１本用サイズですので
是非とも！！と
このレザーをおすすめです！！
鮮やか〜！
またまたピンボケしていますが
GSさんの時計と
「地中海放牧ゴード」のレザーと
一緒に記念撮影です。
最近GSさん頑張っていいますね！！
ソウルバードにもちょくちょく持ち込まれます。
嬉しい限りです。
「白系の時計ケース」と
「ブルー系のレザー」！
なんか流行りそうですね！
メイプル材を予定されていたKさま、
結果的に
『世界で一つだけのマンゴー材時計ケース』
と『奇跡の地中海放牧ゴード』の組み合わせで
時計ケースを仕上げる事になりました。
Kさま、強運の持ち主です！！
ご注文誠にありがとうございました〜！
それから２ヶ月！
待つのも楽しみ！！
どんな感じに仕上がるのかな？？？？
地中海放牧ゴード？？？？？
っと楽しみにされていたと思います。
ケース本体は
既に出来上がっていましたので
そのまんまですが
なんかピンクも入っていい感じ！
内装はサスガに
！！！です。
ナンデスカ〜！！
この出来栄えは！！
というお客様の声が聞こえてきそうです。
Kさま、
お待ちいただきまして
誠にありがとうございました！！
また、時計が増えた際にも
よろしくお願いしま〜す。
鮮やかな時計ケースをお楽しみください！
ここでちょっとレザーのお話
『地中海放牧ゴード』
そんなにいい革なら、
輸入すれば！！っと
お考えになるお客様も
多いと思います。
ただし、これが難しいのです。
何故かというと
『工業製品ではないから』です。
『頑張る、頑張らない』
『努力する、努力しない』
っという世界ではないのです。
『原皮』は農作物と同じです。
ワインと同じです。
２０１４年のビンテージは、
『？？？？』
２０１５年のビンテージは、
『！！！！』
みたいなそんな感じです。
いつも
『今年はいい！！』
『今年はダメ！！』
を繰り返しています。
私たちが『地中海放牧ゴード』の輸入を
とめたのは単純に『原皮の質』が落ちたからです。
また、いいビンテージに巡り合えたら
再開させていただこうと思っています。
その際はあらためてご報告させていただきます。
いつもありがとうございま～す！