特注黒柿材時計ケース


仙台より3回ご来店いただいたお客様。
遠い中、本当にありがとうございます。

3回のご来店の合間にも
メールの打ち合わせなどを経て
最終オーダーとなりました。



時計ケースの材料選定です。

最初のご来店は5月。

その際はお客様のご要望を伺い、
様々な木材の特徴やグレード、
特徴、希少性、お値段などを
ご案内させていただき一旦ご帰宅されました。

お話を伺うと
時計を収集され始めた15年程前から
「いつかはソウルバードの時計ケースを」と
お考えいただいていたとのこと。
ありがたい限りです。


珍しいお名前のお客様でしたので
気になっていたところ、
家系図の覚書が
1400年前の分まで存在するとのお話。
なるほど、お名前から納得です。


その後、メールにてキーポイントとなる
時計ケースのサイズや木材のご希望、
時計ケース内に収納する取り外し可能な
トレーのサイズなどの細かいサイズを
ご案内するメールのやり取りを数回。


おおよその仕様がほぼ決まり
7月に2回目のご来店です。
ありがとうございます。


最初のご来店、メールでのやり取りで
おおよそ決定していましたが
最終チェックの上、
決定した材はこちらです!

黒柿材天板用

「凄い黒柿材」です。
まるで自然界から現れた絵画のような「杢」!
かなりの貴重品です。


お客様のご要望は
時計以外にカフス等を収納するために
「通常の10本用サイズ時計ケースの横幅サイズアップ」でしたので
この材がサイズ的にもピッタリです。


なにぶん貴重な良質な黒柿材。
タイミングよく希望の長さに合う材は、ほぼほぼ存在しません。
わざわざご来店いただいたおかげか
ピッタンコのサイズの黒柿材で決定です。



早速収納品のサイズチェックです。

お客様は
時計以外にもタイピン、カフス、リングなどを収納ご希望ですので
細かくサイズチェックをしていきます。




さらには
当日、お持ちになっていた時計も撮影です。

ちょっと複雑な内装仕様ですが
凄い時計ケースの完成が予想されます。

全ての計測が終了し、
お支払いもいただき、この日はお帰りに。
おそらく年内ギリギリの完成かと思われます。


お帰りの際に
奥様も時計ケースをご検討中とのことで
奥様にお見せするため
モンキーポッド、ゼブラウッドの
お写真を撮影されてご帰宅となりました。

ありがとうございます。



奥様の時計ケースが決定です。

御注文いただいた
黒柿材の時計ケースは
まだまだ完成していませんが、
奥様用の時計ケースも決定です。

黒柿材が結構な金額でしたので
モンキーポッドや
ゼブラウッドを
ご検討されていましたが、
ちょうど完成したばかりの
「ハワイアンコア」のストックが1ケースのみあり、
こちらに決定です。
ありがとうございます。

という事は、
特注の黒柿材時計ケースと
ハワイアンコア材の時計ケースが
ご自宅の中に存在する、
という事になります。
ハイエンドな2つの時計ケース。
ありがたい限りです。

ハワイアンコア材の時計ケースは
早速仕上げに入り、納品となりました。

コア材時計ケース

こんな感じで完成です。

10本用時計ケース 

実に美しい時計ケースです。
ありがとうございます。



奥様の時計ケースを納品から3ヶ月後。

奥様の時計ケースを納品から3カ月。
最初にご注文いただいた、
特注サイズの黒柿時計ケースの本体が完成です。

黒柿材時計ケース
黒柿材時計ケース

激しい杢はそのままに、
ご希望のサイズで完成です。

早速お客様にご連絡したところ
内装の仕様変更のご希望がございましたので
またまたご来店です。

12月のお忙しい中、ありがとうございます。

まずはケース本体の確認いただき
内装仕様の最終確認です。

複雑な内装ですので細かいチェックをし
仕様を詰めていきます。


最終的には
こんな雰囲気の内装になります。

あとは内装を仕上げ納品です。
納品は年明け、来店の予定です。



いよいよ納品です。

内装仕様の図面から
完成した時計ケースはこちら。

黒柿材時計ケース
内装加工 腕時計8本+アクセサリー仕様

可能な限り
図面のサイズに近づけて
完成です。

早々にお客様に発送し、
お喜びの声をいただきました!
ありがとうございます。

約10カ月程のプロジェクトでしたが、
無事、ご希望の時計ケースを
納品させていただく事ができ
一安心です。

これから長期にわたり
お使いいただく時計ケースですので
メンテなども万全に行わせていただきます。

ご希望に添える時計ケースを納品させていただくことができ
私たちも大変喜んでおります。
遠い中、3回のご来店、ありがとうございました。