トチ杢 板材から制作

当初はメイプル材のカラーリングの予定だったのですが
超絶な時計ケースをご注文です。

カラーリング

ご予約のN様がご来店です。
ご来店前にうかがっていたご希望は

・10本用サイズの時計ケース
・メイプル材のカラーリング
・トチ材の引出付時計ケース

といったところです。

ちょうどディープブルーにカラーリングした
ケースがございましたのでご案内しました。

ちなみに、このケースは
塗装がうまくいかなかったちょっとだけ可哀想な時計ケースです。

ディープブルーカラーリング
メイプル材時計ケース

塗装を行なった際の湿度・温度が不安定すぎた
結果、塗装表面がくだものの「ゆず」の皮のような
凹凸ができまして
『ゆず肌仕上げ』になっちゃいました。

極端にひどいわけではないのですが
再塗装するかどうか迷っている
可哀想な時計ケースです。

ついでで申し訳ありませんが この可哀想な時計ケースを
不憫に思われるお客様がいらっしゃいましたら
お声をかけてください。

PIGレザーで仕上げた場合、錠前なしで
¥62000(税別)の時計ケースですが
「ゆず肌」ということで¥42000(税別)で
仕上げさせていただきます。
1ケースのみございます。

(ありがとうございます。soldoutとなりました。)

次に「トチ材」

さて御来店のN様に
今度は「トチ材」のご案内です。

トチ材もピンキリですので
様々なランクのトチ材を
ご案内させていただきます。

が、そんな中、

「最近のブログで出ていたトチ材はありますか?」
とのこと。

そのブログとはこちら→

はいはい、ありました!
よく、このブログの小さい情報から
探し出していただけました!
ありがとうございます。

早速N様に実物をお見せします。

トチ材

過激です、超絶です。

なんというトチでしょう!
過去見たことのない、
幾何学的な複雑な杢(モク)!
木材の自然力にあらためて感服です。

ただし諸刃の剣でもあります。
これほど複雑な杢、ということは
「クセが強い」ということでもあります。

「面白い」=「クセが強い」

=「扱いが難しい」

そんなところは木材も人間も似てるような気もします。

ここでいう「扱いが難しい」というのは「反り」ということです。

この超絶なトチを支える組み上げ方が必要となります。

御来店のN様にも、この点を詳細にご案内し
実際に反りが発生したケースをお見せし
温度管理、湿度管理………もろもろのご案内をします。

納品後、万一問題が起きた場合も
私たちの力でメンテできる状態での組み上げをする目指します。

ま、そこまでしないと面白いものは手に入れられない、
ということでもあるのですが、、、、。

「美しいバラにはトゲがある」

そういうことです。

N様、ありがとうございます。
こちらのトチ材でご注文です!

注文内容は
・引き出し付きの時計ケース
・トチ材のサイズが10本用サイズケースの
 天板より大きいのでトチ材のサイズに
 合わせてできるだけ大きく製作

内装も複雑

次に内装の打ち合わせですが、、、、、、

トチ材の杢の複雑さに比例するかのような
複雑さです。

収納品ですが、
例えば

ペン、タイピン、カフリンクス

トチ材ケースの打ち合わせ1

色々と打ち合わせを行います。

トチ材ケースの打ち合わせ2

最終的には
ケース本体が完成し
具体的なケースサイズが確定後に改めて
打ち合わせさせていただきますが
現段階では、こんな感じです。

手書きiPad便利です。

図面

ザッとこんな感じです。
絵で描くと簡単ですが
これを革で仕上げるとなると………
かなり繊細な工程が必要となります。

「腕のみせどころ」です。

ところで、経歴

ところで、ご注文のトチ材の経歴です。

2016年 10月 原木の状態で乾燥開始

2017年4月 厚板に製材し乾燥開始

2017年7月 厚板を引き直し乾燥開始

現在含水率14.4パーセント

ちょっと高めですので
もうしばらくシーズニングを続け
仕上げに入ります。

N様、気合いを入れて製作いたします。
ご注文、誠にありがとうございました!

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追伸です。
N様から鎌倉のおみやげが!

ありがとうございます。
美味しくいただきました。