ストックしていた『ハワイアンコア材』の乾燥が終了し
ひと安心の時計ケース屋ソウルバード。
毎日、木材とともに仕事をしていますが
餅は餅屋です。
ハワイアンコアのウクレレ
ハワイから買い付けした『ハワイアンコア材』。
ずっと自然乾燥を行なっていましたが
やっと乾燥が終了です。
やっと使える状態になりました。
ひと安心! といったところです。
気持ちにも若干ゆとりが出て
なかなか行けなかった、
『ウクレレのメンテ』にいってきました。
ソウルバードでは
素材の木材から制作した場合、
「どんな木目に仕上がるのか」
をご案内するために
サンプルで数本の
ウクレレやギターが展示してありまして
今回はその中の1本、
kamaka (カマカ)ウクレレのメンテです。
このkamaka (カマカ) ウクレレは、
ハワイアンコア材で制作されたウクレレで
この個体の木目グレードは
5点満点と考えた場合、3点ほどの
グレードの木材が使われています。
以前はこれくらいのレベルの杢(モク)目を
使ったkamaka(カマカ)は
結構販売されていましたが
最近ではコア材の高騰とともに
徐々に「おとなしい杢」での制作が
中心となっていっているようです。
高額ラインの製品は、やはり
ハイグレード杢で制作されていますが…
常にハワイアンコア材を素材として
使う私達ですが、
楽器となると畑違いです。
そこで以前もお世話になった池袋の
『G Teck Office 』さん
にメンテをお願いしました。
「G Teck Office」さん
こちらは池袋にあるギター、ベース等の
弦楽器のリペア、メンテを行うshopです。
こういった弦楽器のメンテを行うshopさんは
結構多く存在していますが、
そのほとんどが「楽器を預けて、
修理が完了したらピックアップに行く」
という流れのようです。
ところが、『G Teck Office』さんは
持ち込んだ楽器を
目の前でメンテ調整してくれます!
手際よくメンテを行いながら
このウクレレでいい音を出すための
ヒントもたくさん教えてくれます。
餅は餅屋
といったところでしょうか…
お勧めのメンテ工房です!
こちらのショップさんでは リペア工房の中に
楽器ショップもございまして
オーナーの西村さんがセレクトした楽器が
販売されています。
その名も「select 10guitars」
選び抜かれた楽器だけが展示してあります。
楽器好きの皆さん、いががでしょうか。
↓ 最近見た映画「Carmine Street Guitars」を思いだしました。
「19世紀からニューヨークで愛され続ける、ホテルのバー。
タバコや酒を染み込ませた廃材は200年の時を経て、ギターへと形を変える。」
何度も見たくなる映画です。
http://www.bitters.co.jp/carminestreetguitars/
ところで、乾燥したハワイアンコア材の話です。
さて 餅は餅屋、
時計ケースは時計ケース屋、
ということで
冒頭でご案内した、長い期間
自然乾燥を行なってきた
ハワイアンコア材のご案内です。
乾燥室に入れてしまうと手っ取り早いの
ですが、そうすると「色艶がないコア材」
に仕上がってしまいます。
それを避けるため
じっくり、じっくり、時間をかけて
自然に含水率が落ちるのを
ひらすら待ちます。
成田通関の際には含水率28パーセント
でしたが現在、含水率 7パーセント!
やっと使える状態になりました。
完璧!
それも
かなりハイグレード杢!
さらにはハワイアンコア材には珍しく幅広のサイズ!
「10本用サイズの時計ケース」が制作可能です!
この材は池袋にてストック
していますので
「ハイグレード時計ケース」を
ご検討のお客様はお申し付けください。
魅惑のハワイアンコア材です。
いつもありがとうございます。