2台目の時計ケース N様、福岡からご来店です。

ちょっと天候が不安定な東京。
福岡からご来店です。

ワインディングマシーン

数年前にワイディングマシーンをご購入いただいたN様。
今度はワイディング機能がついていない
時計ケースをお探しのようです。

「黒柿材の時計ケースをご検討しています」
とのご連絡をメールでいただいていまして、
何度かやり取りをさせていただいていたお客様です。

ちょくちょく、東京にお見えになるとのことで
わざわざ滞在を1日延ばして
ソウルバードにお寄りいただきました。

ありがとうございます!

定説の変化

さて、ブログでも度々登場する黒柿材ですが

「黒柿は何故、黒いのか?」

との質問をいただくことがございますので
この場をお借りして
ご案内させていただきます。

とは言っても諸説ございまして

その時代によって
「何が正しい」
「何が間違っている」
といった感じでいろんな分野においても変化していくものです。

例えば

「卵とコレステロールの関係」

「風をひいた時は食事をとって元気を出す」
      VS
「風をひいた時は食欲がなければ食事をとらなくてもいい」

「マーガリン」VS 「バター」

大阪、京都の方は「マック」or「マクド」?

「マクナル」「マクダーナル」も?

「ネス湖のネッシーは?」

…….。

こんな感じで
黒柿材にも黒くなる理由は諸説ございましたが

現在のところは

「土壌に含まれる金属や樹木の内部で発生した微生物の影響によって
色素が蓄積された結果、黒い部分が発生」

といったところが有力な説です。

今後、情報がアップデートされる可能性はございますが
一応参考までに。

ちなみみに北米のメイプル材でも
同様な仕組みによって
『ピンクなメイプル』も発生します。



黒柿のサイズ選び

さてN様の黒柿選びですが、
実は5本用サイズにすべきか
10本用サイズにすべきか、悩まれている状態でした。

この『サイズ感』問題も多くのお客様が悩まれるポイントです。

『まずは5本用サイズを買って、また次に5本用サイズを追加する』

『最初から10本用サイズを買ってしまう』

『10本用サイズを10本収納用に仕上げるのか8本用サイズに仕上げるのか』

等々、皆様、結構悩まれます。

通販のお客様にはwebサイトで
さまざまな画像からチェックしていただくしかないのですが
ご来店のお客様は、実物のケースにて
それぞれのサイズ感、厚み感、
また納品前の完成した時計ケースがあった場合、
10本用サイズを10本収納用仕上げ or 8本用仕上げ、
など、ご覧いただくことができます。

ですので、近くのお客様は通販より
ご来店をお勧めします。

N様にもいろんなサイズの材をチェックいただきました。

その中から
こちらの材で決定です。

ありがとうございます!

黒柿材

かなりカッコいい孔雀杢です。

ただし高価です。

N様は
ご来店当日「AP」をされていましたが
その他、パテック、ロレックス等も所有されていますので
グレード的には「黒柿材」の選択で

「間違いない!」

と思われます。

この段階で納品は2020年となりますが
楽しみにお待ちいただければ幸いです。

N様、延泊までしてご来店、誠にありがとうございました。

納期について

ここで納期について
少し言い訳(ご案内)をお許しください。

ソウルバードでは
大変ありがたいことに
1年中が繁忙期のような状態です。
この状態が続いて十数年となります。

制作しているものが
消耗品でもないのに
こんなにお仕事をいただけることに本当に感謝しています。

常に、可能な限り早めに納品するように頑張っていますが
相手は自然素材でもあり
こちらが思うように、切れてくれなかったり、
大丈夫だと思って製材したら
中が割れていた、なんてこと多々あります。

塗装をしたら落第点だった、なんて事もあります

現在では木材の水分量を機械で測れるようになってきましたが
木材の内部の状態は製材してみないとわからない、という
「運、カン」の世界でもあります。

そのうちCTスキャンなどが安価になってきたら
木材業界でも使えるのでしょうが、
相当、先の話になるでしょう。

ですのでタイトな納期は実際のところ全てにおいて不明というのが正しいご案内かもしれませんが、
全く納期をご案内しないわけにも行きませんので
現在のところは次のような感じです。

・「時計ケース本体が完成している希少材」1〜2ヶ月
・「板から制作する希少材のフルオーダー」4〜5ヶ月
・「メイプル材、オーク材」は2〜4ヶ月
(メイプル材、オーク材は受注制作ではありませんが、常にこの納期です)

現在のところ、これが最短の納期かと思われます。

皆さまのご協力に感謝いたします!