猛暑の東京。 佐賀県よりご来店いただきました。
本当に遠いところありがとうございます。
なんと佐賀県から当日、ご予約のお電話が。
東京も猛暑で外気温35度、といったところでしょうか。
気をつけないと危ない温度です。
そんな中、午前中にお電話をいただきまして
午後一のご予約をご希望のようで
お電話でお時間の打ち合わせをしていたところ 、
今、佐賀県にいらっしゃるとのこと!
「佐賀県!」 九州です。
元々、東京で生活されていたお客。
確かに飛行機に乗ってしまえば2時間弱のフライトですが
まるで東京から軽井沢に行くような感覚でしょうか。
凄い事です。
本当に遠い中ありがとうございます。
飛行機ってすごい!
それにしても九州から
ご来店当日にご予約が入ったのは初めてかもしれません。
午後一でご来店!
午前中にお電話でのご予約をいただき
3時間弱でご来店。
遠いところ本当にありがとうございます。
何というスピードでしょう!
何という効率の良さ!
お心遣い感謝いたします。
「びわゼリー」
暑い東京で、故郷長崎の味。
美味しくいただきました。
ありがとうございます!
ほぼほぼ、ポイントはお決まりのようです。
早速お話をうかがうと、
以前より ソウルバードのサイトはご覧いただいていたようで
本当にありがたい限りです。
またよく研究されているお客様で
「黒柿」をお探しのようです。
2000年にわたり希少材。
黒柿は2000年にわたり希少材とされてきた超高級品。
正倉院の宝物庫にも完成品が保管されているレベルの材です。
私が説明するより
詳しくは「宮内庁」のサイトをご覧いただいたほうが
わかりやすいかと。
黒柿、紫檀などの記述が豊富にございます。
「黒柿」「紫檀」と検索してみてください。
http://shosoin.kunaicho.go.jp/
黒柿は木材としては
「普通の柿の木」です。
「黒柿」という木はございません。
普通の「柿の木」から、稀に「黒柿」が出現します。
孔雀杢にいたっては、2万本に1本!
大変なことです。
また、その乾燥方法が独特で……
また時間があるときにご案内します。
オートクチュール
という事で、ポイントがお決まりのようですので
今回も木材から選定していきます。
ソウルバードではそれぞれの材で天板をご指定いただいての製作が可能です。
1:まずはご希望の天板をストック材の中より選択
2:側板、底板は天板とのバランスが必要なため、ソウルバードにお任せ
3:完成するケースを想像して、内装のレザーを選択
というスタイルです。
このスタイルですと完成時の雰囲気の想像が必要となりますので
完成した時計ケースを購入いただく場合に比べ、
「想像力」と「勇気」が必要です。
それでも、このようにオートクチュールでご注文されるお客様が
結構多くいらっしゃいます。
「時間はかかっていいので、いいものを」
と皆さんおしゃいます。
凄い時計を所有されているお客様は
世界中に沢山いらっしゃいますが、
木材を板の状態から選定し
世界で1つだけのオートクチュールの時計ケースを所有する
私たちが日々お会いする方々は
すごいお客様なのです。
孔雀杢
とにかく良いものをお探しのお客様の場合
選べる木材は限られています。
なので決定も早いのです。
「天板がきまりました!」
「孔雀杢!」
黒柿の中でも最もグレードの高い杢。
何という素晴らしい杢でしょう。
せっかくですので記念撮影です。
ご来店 当初より気になっていましたが
「ノーチラスRG」のようです。
孔雀杢も凄いですけど、それにしても凄い時計です。
お帰りの際にはどうぞご注意ください。
ご理解いただけると思いますが、ソウルバードでは
仕事上、様々な時計が持ち込まれます。
そのためセキュリティーの兼ね合いで、
ご来店の際には、必ずご予約が必要となっています。
イタリアなんかの高級時計店と仕組みは同じです。
レザーも決定
「フランス放牧ラムK001特級」です。
もう「間違いのない」選択です。
完成まで3-4ヶ月ほどですが
世界で一つだけのクチュール時計ケース。
完璧に仕上げます。
一緒に「ウオールナット材トレー・特注サイズ」
もご注文いただきました。
ありがとうございます。
また完成しましたら
ご案内いたします。
完成を楽しみにお待ちください。
お客様、遠いところ本当にありがとうございました。
それから4カ月ほど。
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お時間がかかってしまいましたが
予定通りの雰囲気で仕上りです。
天板、側板との杢、色合いのバランスもとれ
一安心です。
特注サイズの時計用トレーもコンパクトで使い勝手がよさそうです。
これからお客様にとっても
永らくお使いいただける時計ケースと時計用トレーですので
引き続き、メンテなど行わせていただきます。
約4カ月お待ちいただきまして誠にありがとうございます。