ついこの前がお正月だったような感じですが
あれよあれよと思う間に、真夏が到来しそうな東京です。
今年１月の下旬に初めてご来店いただいたM様、
絶妙のタイミングでの時計ケース選びです。
運命の出会いは突然に
ある日の午後、一本の電話が！！
電話の向こうには、M様。
「すみません突然なんですが、本日来店できるお時間はありませんか？」
本来、当日のご予約はお受けしていませんが
この日はたまたま、ご予約されていたお客様の日程変更があり
ちょうと空きが！！ということでご予約をお受けさせていただきました。
なかなかGOODなタイミングでお電話ありがとうございま〜す。
それから数時間後、M様が早速ご来店です。
絶妙のタイミングで予約が取れて、ほっとした表情のM様。
お話をお聞きすると、ずっと時計ケースを探していたものの、
なかなか「これだ！」と思うものに出会えず、
「ネットで色々見たんですが、どれもピンとこなくて……。
買うなら、一生大切にできるものが欲しくて」とのこと。
今回のご来店は絶妙のタイミングでしたが、
実は数ヶ月前からソウルバードのブログをチェックされていて
バッチリ予習されたお客様のようです。
実は多彩なのです。
池袋工房のショーケースには、様々な木材を使った時計ケースが並んでいますが
常時、３０点程はご案内できるように準備しています。
かなり頑張っています！
本来、全部の時計ケースをWEBサイトにupできれば良いのですが…
なにぶん少数精鋭のソウルバード。
近頃は日本国外からのご注文も多く、
フランス、USA、オランダ、イスラエル、香港、スイス、シンガポール、イギリス等々….
でも昔に比べると翻訳ソフトのレベルが格段に向上してきていますので
かなり助かってはいるのですが、世界中のお客様へフルオーダーの時計ケースを納品するとなると
もっと気の利いた工夫をしていく必要を感じている日々です。
毎日のスケジュールとしては
ご注文いただいたお客様への納品を最優先した上で
お問い合わせへの返信をなどを行なっています。
そんな中、完成した時計ケースの
画像撮影をして…….
WEBサイトにupして…..
という作業に
なかなか手が回っていない感じです。
という言い訳をさせていただきましたが
それでも、いつも前向きに、できるだけ頑張っているソウルバードです。
世界中の皆様、本当に感謝感謝です。
遠距離で「なかなか行けないよ〜」というお客様は
ある程度ポイントを絞っていただければ画像を撮影して
ご案内したりも可能です。
ざっくりこんな予算で！ とか、色白が好き！とか色黒が好き！！とか、そんな感じでOKです。
言葉が通じない海外のお客様からのご注文にも、ほぼこの感じで問題はありませんので
日本にお住まいの方でしたら、ほぼほぼ大丈夫かと思います。
どうぞよろしくお願いします。
さてベストタイミングでご来店のM様ですが、
ご来店して、まずは気になられた個体が
「トチ杢」「ウォールナット」「シャム柿」「縞黒檀」「ハワイアンコア」等々です。
「トチの木目、綺麗ですね。とても上品な感じがします。」
「ウォールナットも落ち着いた雰囲気で、
うーん……迷いますね（笑）」
縞黒檀もイイ！！
色々イイ！！
これほど多くの選択肢があると、一つに決めるのはなかなか難しいものです。
でもせっかくご来店いただいたお客様には
それそれの重量感や、
画像や映像ではわかりずらい、角度によって変化する木目なども
できるだけチェックされることをお勧めしています。
運命の出会い
そんな様々な樹種をご覧になっていたM様。
特に惹かれたご様子なのが「ハワイアンコア材」の時計ケース。
「えっ、これ……すごくないですか！！」
思わず声を上げるM様。
「こんなに美しい木目、見たことがないです……」
ハワイアンコアの木材にも色々な個体がありまして
あまり木目が現れない材ですと
ハワイのお土産品の素材になったりしまして
ホノルルの空港なんかでも
お土産品でキーホルダーなんかになっているのをご覧になったお客様も多いかと思います。
逆に木目が激しいものは調度品などにも使用される超高級木材でもあります。
ハワイアンコア材は激しい環境で育ったことを
リアルに木目として語りかけてくるような特別な樹種でもあるのです。
「天然の芸術品ですね……！」
トチの木やシャム柿も候補にされていたM様でしたが、
このハワイアンコアの時計ケースを手に取った瞬間、
気持ちが大きく傾かれたようです。
決断！！
とはいってもハワイアンコア材の時計ケースはかなりの高額品です。
どんなお客様でも迷われると思いますが、
あとは御自分との心の会話が始まります。
「時計ケースにそんなにコストをかけても良いのだろうか？？」
「色々気にしなければamazonでポチることもできるけど……..」
「あのYouTuberが言っていた、お勧めの時計ケースって….本当かな？？」
「関係ないけど、YouTubeで流れるCMって、何何何？？？？」
「そもそも、そういうやつが胡散臭くて、ちゃんとした時計ケースを探してるんだから….」
「そうだ！ 今まで色々ポッチってきて次々と失敗したし…..」
「そもそも日本で腕時計ケースの専門店って、ソウルバードしかないし………」
「っというか、世界中でも、ソウルバードしかなくない？？」
「そして、現物の時計ケースを見ることができたし……….」
「後々、メンテもしてくれるし、内装の革も張り替えてくれるし……….安心かも！」
「だって、ちゃんとした時計だから、ちゃんとした時計ケースにしまいたいし…..」
「……そうだ！！ 一生モノの買い物だと思うなら、これしかない」
「やっぱり、これにします！毎日これを眺めるのが楽しみになります」
という心の会話があったかどうかわかりませんが
M様には激しい木目のハワイアンコア材の時計ケースをお選びいただきました。
ハワイアンコアに魅せられた〜！！
ありがとうございま〜す！！
ソウルバードが製作する時計ケースは、長く長くお付き合いいただくものです。
単に時計を収納する、という事だけではなく、
個体としての美しさを
絵画や工芸品のように捉えられるお客様もいらっしゃったりします。
そんなセンスでのお付き合いも洒落てて良いのではないかと思っています。
仕様です
さて時計ケースの本体が決まった後は、内装のレザー選びです。
ロレックス系が多いM様はグリーン色のレザーを予定されていたようですが
今回は少しシックな地中海放牧ラムのベージュ「K133」で挑戦です。
これで、世界に一つだけの木目をもった特別な時計ケースの仕様が決まりました。
早速、本日のM様の時計と記念撮影です。
そうそう！！
実はこの時計ケースを製作する際に使用した元の材ですが、
たまたま画像が残っていましたのでご案内しておきますね。
ワオ！！
天板から、フロントの側板まで、流れるように木目を木取りしてみました。
ご注文から数か月の時間が経過し
納品です！！
ワクワクです。
お選びいただいたハワイアンコア材の時計ケースの納品日です。
お受け取りでご来店のM様もワクワクだと思いますが、その気持ちはソウルバードも同じです。
そして完成した時計ケースがこちら！！
Wow!
いいんじゃないですか！！！
そしてM様の時計も一緒に
すごくいい感じでM様にも大変喜んでいただきました！！
わざわざご来店いただき
ありがとうございま〜す！！
そして時計ケースをお使いいただくにあたっての注意点や、
内装レザーのメンテ、そしてクッションに時計を巻いて収納する際の
ベストな収納方法などをご案内して納品完了です。
グッドタイミングでのご来店から納品まで数ヶ月のお時間をいただきましたが
M様にも喜んでいただき、ソウルバードも大変ハッピーな製作工程をすごさせていただきました！！
後日！！
お客様から時計を収納された画像が届きました！！
ロレガいっぱい入っています！！
いろんなリファレンスのロレックスがパツパツですね！！
そしてメッセージも！！
「この度はとても素敵に仕上げていただきありがとうございました。
早速時計を収納しました。
力強い杢目を見て気分が上がり、収納した時計たちを見てさらに気分が上がっています。
注文をした際は一本余っていたのですが、完成を待っている間にチューダーを購入したので一杯になってしまいました。
また時計が増えた際はお願いいたします。」
こちらこそ、ありがとうございま〜す。
そしてまたソウルバードを、どうぞよろしくお願いいたしま〜す！！
「お客様の声」にもアップさせていただきま〜す。
M様が選ばれたハワイアンコアの時計ケースは、「一生モノ」に相応しい特別な個体でした。
「どんなケースが自分に合うのかわからない」という方も、ぜひソウルバードへご相談ください。
世界で１つだけの時計ケースをぜひお楽しみください。