黒柿材時計ケース

黒柿材の時計ケースを検討されているK様。
何度かメールでやりとりをさせていただきましたが、
ほぼほぼ絞り込まれました!

そして最終チェックのため、静岡県よりわざわざご来店です。
新幹線で2時間以上かかるかと思われます。
恐縮です。




ファーストコンタクトはメールです

○月○日、K様より
メールでファーストコンタクトです。
ありがとうございます。

ご検討されているのは黒柿材の時計ケースで
3本収納用、とのことです。

これがオーク材や、メイプル材、
ウオールナット材などの場合
「¥●●で仕上がります!」とご案内ができるのですが
黒柿や、ハワイアンコア、といった木目でお値段が異なる樹種の場合
ピンキリですので実はご案内が非常に難しいのです。

例えば
魚屋さんで「魚ください〜」
パソコン屋さんで「PCください〜」

といった感じと同じです。

しかしK様は違いました!
ソウルバードのWEBサイトから
お好みの黒柿の画像をピックアップして

「こんな感じが希望です」

とすご〜く
分かり易く問い合わせいただきました。

ありがとうございます。(涙涙)
本当に助かります。

ソウルバードのWEBサイトの中の

お客様の声
制作例
制作例2

こういったところからダウンロードされたようです。

そして送られてきた画像は、

高級時計ケース 黒柿材
No.3086 3本用 黒柿時計ケース ¥180000
No.3087 3本用 黒柿時計ケース ¥180000
高級時計ケース 黒柿材

はい、どれもどれも黒柿の中で
もっともグレードの高い「杢(モク)」ですね。

これでご希望される黒柿の雰囲気がわかりましたので、
早速、数点の黒柿材の撮影をして
K様に送信です。

今の時代、リモートで
時計ケースを特注することさえ
できてしまいます。





静岡県からご来店です。

数点の黒柿材の撮影をしてK様にご案内してから
ほぼ毎日、サイズ感なども含めてメールでのやり取りをさせていただき
K様、とうとう最終チェックで静岡県からご来店です。

「新幹線を使ってまで池袋に来ていただける!」

本当に恐縮です。ありがたい限りです。

今の世の中、多くのものが
ネットで注文したら翌日には届いてしまうような仕組みになっています。

もちろん便利で助かることも多いのですが
そこに、品物を手にするまでヒストリーや面白さは少ないのかと…

「あの時、わざわさ新幹線に乗って時計ケース注文しに行ったな〜」
なんてことは、おそらく何十年たっても忘れることはないでしょう。

そんなお客様の記憶に残る、
世界に一つだけの時計ケースを制作できる、ということは
ソウルバードにとって大変光栄なことです。
ありがたい限りです。

K様もせっかく静岡からご来店ですので
黒柿材に限らず、いろんな材をご覧いただきます。

ハワイアンコア、ゼブラウッド、黒檀…
そして様々な時計ケースのサイズ感を実際に手にとって
感じていただきます。

時計ケースになる前の「素」の木材も
お客様がたには面白いかと思います。

ほとんどのお客様が
「この状態の木材が、こんなピカピカになるんですか!」
とおっしゃいます。

それが私たちの仕事ですでの
当たり前といえば当たり前なのですが
嬉しい限りです。





最終チェックです

さてK様、
ご来店時には送信した黒柿材の中から
ほぼ「2つ」に絞られていました。

最終的に選ばれた杢板はどちらだったんでしょう!
答えは完成ケースをお楽しみに!

そして最後まで迷った2つの材と記念撮影です。
カラトラバさんですね!

裏蓋もパチリ!

この仕事していますと
本当に色んな時計に出会えます。
ありがとうございます。




 れ
  か
   ら


 ヶ
  月
   後





待ちに待った完成です!




K様がお選びになった黒柿はこちらです!

ヒョー
まとまってますね。

事は急げと
早速お送りすると…

お客様よりご連絡が!

『作品を受領させて頂きました。
想像以上の素晴らしい作品有難うございます。
黒柿の天板における模様もさることながら、側面からみる模様の表情がとても素晴らしく色々な角度から楽しめ大変満足しております。
製作前におきましては天板(黒柿の模様)選び及び構図(外寸・内寸)打合せの際に色々ご教授頂いた上、細かい注文にも丁寧に対応して頂き、大変お世話になりました事を再度お礼申し上げます。
最後になりますが参考写真を添付させていただきます。』

喜んでいただけたようで何よりです。

今後もメンテ等必要に応じて対応させていただきます。
K様、お待ちいただきまして、
そして静岡からご来店いただきまして
誠にありがとうございました!!