数カ月程前に一度電話でお話をしたお客様。
再度電話で時計ケースが決定です。
紫檀材!(したん)
数カ月前に一度お電話でお話をしたA様より
再度のお電話です。
ありがとうございます。
お話を伺うと、
が第一希望だったご様子です。
ブログに度々登場してきた、あの紫檀材です。
完売してしまってからも
「紫檀材はありませんか??」
というお問い合わせを数多くいただいております。
実はなんでもない「紫檀材」はいくらでも流通しているのですが、
ソウルバードが素材として使ってきた柱材の紫檀材とは全く「別物」なのです。
参考までに正倉院の宝物庫、北倉29 に保管される琵琶。
正式名称は
「螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんごげんびわ)」
中国 唐時代に制作されたこの琵琶も「紫檀」で制作されています。
木材の名前が同じだから、「同じような木材」とは限りません。
これは紫檀材に限った話ではありません。
ケヤキ材にしても、
なんでもない「植林のケヤキ」はいくらでも流通しているのですが
樹齢400-500年といった杢が素晴らしい、『天然のケヤキ』は入手が困難なのです。
「植林のケヤキ」だと10万円台より、
10本用サイズの時計ケースが制作できます。
ただし、 その時計ケースに
「価値があるのか?」と 言われると
制作する私たちも前向きになれませんし、
ご検討されるお客様にも
自信をもっておすすめすることができません。
逆に「その選択はおすすめできません」とご案内しています。
そこで代替え材
A様が「紫檀材」が気になった理由の一つに
紫檀材に現れる『トラフ』が気に入った とのこと。
『トラフ』だけでしたら代替え材があります。
「ブビンガ」です。
ブビンガも紫檀と同じくローズ系ですので
なかなかの「いいトラフ!」が出るときがあります。
ただし 大きいブビンガ材から
トラフが入った部分だけ使うとなると
歩留まりが悪く、高コストになります。
一応、収納する時計とのバランスが合うのか
ご予算の兼ね合いもあると思いますので
失礼ですが収納される時計をお聞きしてみました。
すると
「ヨッロマスターの金無垢」
「APのロイヤルオーク」
「GS」
そして今度
「ブレゲ」を購入予定とのお話です。
樹種をアップグレードです
お聞きしてよかったです…
「ブビンガ」では若干役不足かと思われます。
「もっとグレードの高い樹種」のほうが
時計とのバランスは取れるかと思います、
とご案内です。
あります!
完成したばかりの
「ハワイのコア材の時計ケース」が1ケースだけございました!
柾目のカーリー、現地の方がもっとも好まれる美しい杢です!
コア材の時計ケースが完成品としてがソウルバードにストックしてあることは大変珍しく
絶妙のタイミングのお問い合わせです。
カーリー杢 ハワイアンコア 3本用時計ケース 天板
早速お客様へ写真をお送りし、快諾いただきました!
ありがとうございます!
せっかくなので….
時計ケース本体が決定した後、
せっかくなので、
「同じ材でトレーも」とのご希望です。
ありがとうございます!
ただし、「ウォールナット材」などのカジュアル材ですと
一枚の板からトレーのサイズに合わせて木取りしますが
「コア材」となると話しは別です。
時計ケースが制作できるサイズのコア材から
トレー用の材を木取りすると
驚愕の高コストになってしまうので
端材での制作しかありません。
しかしこれまた強運のお客様でした!
ありました!
2日前に製材したときに発生した端材が!
それもハイグレードのコア材の端材です!
サイズは内寸で15cmm×15cmのコンパクトサイズです。
今日一日活躍してくれた時計を 一晩 時計トレーに保管し
翌日 時計ケースに時計を収納、というベストの収納ができます。
重ね重ね、強運のお客様です。
その後、レザーサンプルをお客様に送付し、
レザーもすぐに決定しました。
お電話でのお問い合わせでしたが
大変スムーズにご注文が完了です。
まずは時計ケースを納品し、
トレーは完成後の納品となります。
引き続きよろしくお願いします。
ご注文、ありがとうございました!
補足です。時計用トレーについて
様々なお問い合わせをいただく時計用トレーですが、
今回ご注文いただいたA様のように
希少材であっても
「ちょーどイイ」サイズの端材があれば
制作可能です。
ただし大きいサイズのトレーはサイズが難しいと思いますので
小さ目のトレーがおすすめです。
お問い合わせください。
様々な時計用トレーについては
こちらも参考にどうぞ。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
完成しました!
お客様よりお送りいただきましたお写真です。
鮮やかです!
【お客様より】
お世話になっております。
昨日、時計トレーとケースマットを受け取りました。
ありがとうございます。
これで念願のハワイアンコアの時計ケースとお揃いのトレーを並べることができましたので、写真を添付し、以下に感想を記載致します。
今回、ハワイアンコア材で時計ケースとトレーを同時注文致しました。
どちらも凄まじいカーリー杢で満足度の高いものでした。
トレーは希少材でお作りして頂いた為、HP上にあるウォールナット等のトレーサイズよりも小さいものでした。
内寸で14.8㎝×14.8㎝、外寸で17㎝×17㎝です。
このサイズで時計2本置けるかどうか、ですが
革、もしくはラバーベルトにDバックルを装着したものを同時に2本といった状況でなければ問題ないと思います。
時計ケースとお揃いのトレーが欲しいけれど、それではトレーサイズが小さくなる。どの位のサイズがあれば2本置きできるのか、という方の参考になれば幸いです。
また、数ある時計ケースメーカーの中から、「ソウルバード」さんを発見し、この値段をみてもなお、時計ケース、トレーが欲しいと思った皆さん、是非その想いをソウルバードさんに相談してみて下さい。
私は遠方の為、店舗に直接伺うことなく電話での問い合わせのみでしたが懇切丁寧に対応して下さり、時計ケースとトレーを同時注文することができました。
きっと皆さんの要望にも精一杯応えて下さると思います。
最後になりますが、今回対応して下さった、皆様、本当にありがとうございました。
ご丁寧にご感想もいただきましてありがとうございます。
私共も喜んでいただけまして大変うれしく思います。
またすごくいい写真をありがとうございます!
私共の『時計トレー』のWebページにも画像を使わせていただきました。
大変貴重な時計ケースとトレーになりますので、
今後メンテなどございましたらご遠慮なくお申し付けください。
今後ともよろしくお願いいたします。
この度はありがとうございました。